こんにちは。
本学では警護実習の授業の際に、襲撃者役や不審者役を仕込んで行う場合があります。
もちろん学生の顔見知りではない人が、それらの「役」をやります。
また、襲撃が頻繁にあり過ぎるのもマンネリ化してしまうので、そのさじ加減は慎重に行っています。
そんな「役」あり警護実習の授業を今日は少しご紹介します!
襲撃者役1名+不審者役1名、の計2名の女性が協力してくれました!
この2名は卒業生で、現在第一線で活躍している現役の民間ボディガードです!!!
仕事が休みの日に協力してくれました。ありがとうございます(*^_^*)
不審者役(周辺をうろつく人物)と襲撃者役(実際に襲いに行く人物)に分かれてもらいましたが、2人ともノリノリ(笑)
途中で着替えるための変えの服装も準備してくれたり、めちゃくちゃ襲撃する気満々でした。
実習の前に、不審者&襲撃者としての登場場所や動き、襲撃のタイミングなどの打ち合せを事前にしましたが…
流石現役のボディガード、理解が早いです。それどころか「もっとこうした方が緊張感あると思う」など提案もしてくれたり。襲撃計画はバッチリとなりました!
まずは、警護対象者が男性。
最初のうちは不審者感は出さずに、警護対象者の周りに何度か姿を現します。
姿見せを何度か繰り返した後に、急接近!
警護員と警護対象者の間を、通り抜けされてしまいました(-.-)
この不審者役は、上の写真の場所とは全く違う場所でも、すでに姿見せしています。たまたま偶然に警護対象者と行き先地が複数かぶる、ということもあり得ますが、警護活動上の観点からすれば、しっかりとチェックしていないといけません。
背後にいますよ!気づいてますか?
次は警護対象者が女性に変更。
そうこうしていると、襲撃者役がこの日、初登場!
どうも警護員は、「不審者役」に気を取られ「襲撃者役」へのチェックが甘いようです(T_T)
車両乗降時は要注意!
そんなところで立ち止まっていたら危なくない?
どーなる?!
繰り返しますが、学生には内緒で、襲撃を仕掛けます!
ちなみに、対象者は無傷(ナイフが当たっていない)でしたけど…
過去の警護実習では、完全にやられてしまった時もありました。
この頃は、警護を習って3ヶ月くらい、まだまだ警護員としての技術以前に心構えなどが身に付いていませんでしたね。
それから数か月後、警護を理解してきた成果として襲撃すら許しませんでした(本当の意味で警護成功)。警護員同士の連携もできていました!
警護を学んで日が浅いうちは、身体の大小・武道経験の有無・性別など関係無く、どうしても襲撃を防ぐことが困難です。
しかし、学んでいくうちに、皆さん襲撃阻止率が上がっていきます!
やはり、警護の仕事に携わるのであれば、正しい警護教育を受けることは絶対必要です。
ちなみに、襲撃できなかった卒業生は、「またリベンジに伺います!」との事。
毎回、襲撃者役の人に一つだけお願いしていることがあります。それは“襲撃が成功しそうな場合だけ襲って下さい”、ということです。
襲っても阻止されそうな警護活動を展開している場合は、無理に襲わず引き上げてもらっています。
警護活動は、『襲われた警護対象者をいかに護るか』ではありません。『いかに襲わせないか』が勝負どころです。
以上、警護実習~襲撃編~でした!
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